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投稿:院長 |
「怖くない場所を探して」先日の新患さんは、受付でそっと声を落として言った。「痛くないって聞いたので来ました」 その言い方には、“本当はずっと怖かった” という気持ちが静かににじんでいた。 歯科が苦手な女性は多い。痛みの記憶、あの独特の音、「またつらい思いをするのかな」という不安。誰にも言わないだけで、胸の奥に小さな緊張を抱えている。 だからこそ、「痛くないって聞いたので」というひと言には、その人が積み重ねてきた勇気が詰まっている。 最初の一歩を踏み出すとき、人は“安心できる理由”を探す。誰かの口コミ、医院の雰囲気、スタッフの表情、言葉のやわらかさ。そのすべてが、背中をそっと押す。 うちを選んでくれた理由が“痛くない・怖くない” だったことが、何よりうれしい。 今日もまた、「ここなら大丈夫」と思ってもらえるように。そんな場所であり続けたい。
「歯科医院らしくない玄関をイメージしました。」 |
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2026年3月17日(火) |
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立ち止まったときに思い出すもの/・誰にもある“原点の一枚” |
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投稿:院長 |
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開業当初の一枚を、ふと手に取りました。 まだ何も持っていなかった頃の自分が、そこにいます。 不安も迷いも、もちろんありました。 それでも前だけを見つめ、「やるしかない」と静かに拳を握っていた若い自分。 振り返れば、順風満帆とは程遠い道のりでした。 けれど、どん底を知ったからこそ見える景色があり、 人の痛みに寄り添う気持ちも、あの頃の経験が育ててくれました。 今、この小さな写真を手にすると、 当時の自分にそっと声をかけたくなります。 「よく頑張ったな。お前が踏ん張ったから、今の私がいるよ」と。 原点の一枚には、言葉以上の力があります。 迷ったとき、立ち止まりそうなとき、 静かに背中を押してくれる“自分だけの灯り”のような存在です。 これからも初心を忘れず、 出会う人の声に耳を傾けながら、 一歩ずつ、丁寧に歩いていきたいと思います。 皆さんにも、心のどこかに残っている「原点の一枚」はありますか。 今日もまた、それぞれの場所で一歩ずつ進んでいけますように。 ![]() ![]() 扉の向こうに、今日の物語が待っています。 毎日のように見ている入口なのに、 ふと立ち止まると、少しだけ胸が温かくなる瞬間があります。 ここを通って来てくれる人がいて、 ここで不安を手放してくれる人がいて、 ここから笑顔になって帰っていく人がいる。 そんな当たり前のようで当たり前ではない日々が、 この小さな入口に積み重なっています。 そして、玄関と患者さんのトイレだけは、 開業当初から今もずっと、私自身の手で整えています。 一番最初に触れる場所こそ、 医院の心が宿ると思っているからです。 今日もまた、静かに扉を開けてお迎えします。 それぞれの一日が、少しでも軽くなりますように。 |
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2026年3月16日(月) |
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「旅先で出会った、やさしい定食 |
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投稿:院長 |
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『福井のやさしさに触れた日』 数年前、薬剤師の娘が福井に勤務していた頃、よく高速を使って会いに行きました。土岐市からでも二時間ほど。道も静かで、景色も穏やか。向かう途中から、もう心がゆるんでいくのを感じる土地です。 娘に連れて行ってもらったのは、ごく普通の定食屋さん。ところが、さすが福井。出てきた刺身は、思わず笑ってしまうほど新鮮で、“魚命”の私にはたまらない一皿でした。 福井の人は、どこか丸くて温和で、話し方も柔らかい。店の方のちょっとした気遣いにも、その県民性がにじんでいました。 その帰り道、鯖江の眼鏡ミュージアムに寄り、娘が一本、眼鏡を買ってくれました。これがまた、かけ心地が抜群で、今でも大切に使っています。あの時の福井の空気と、娘の優しさがそのまま残っているようで、ふとした瞬間に思い出す一本です。 忙しい日々の中で、あの福井の静けさと、やわらかな人柄を思い出すと、心がすっと整う気がします。
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2026年3月15日(日) |
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花のある窓辺と、地域医療のあたたかさ |
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投稿:院長 |
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診療の合間にふと目に入る窓辺の花たち。シクラメンの柔らかな色も、胡蝶蘭の静かな白も、どこか人の気持ちを映しているように見える。 この花たちは、患者さんが「先生、これ好きかなと思って」とそっと置いていってくれたものだ。忙しい毎日の中で、こうした小さな気遣いに触れると、胸の奥がじんわり温かくなる。 土岐市の医療は、地域の人の “想い” によって支えられている。家族の健康を願って神社に手を合わせる人、治療が終わって「安心しました」と笑って帰る人、そして、こうして花を届けてくれる人。 医療は設備や技術だけではなく、こうした日常の優しさの積み重ねで成り立っているのだと、窓辺の花がそっと教えてくれる。 今日もまた、この町の一部でいられることに感謝しながら、ひとつひとつの診療を丁寧に重ねていきたい。
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2026年3月13日(金) |
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「二つの現場が教えてくれた医療の本質」 |
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投稿:院長 |
🌿 精度の世界で学んだこと木曜と日曜は別の歯科医院で、月に数日は自費診療中心の医院で——。 勤務医時代の私は、まるで二つの世界を行き来するように働いていました。 ひとつは、スピードがすべての現場。もうひとつは、わずかなズレも許されない“精度の世界”。 同じ歯科医療でありながら、そこには驚くほど大きな差がありました。 自費診療の現場では、印象がほんの少し切れただけで「再度お願いします」と返される。技工士も、歯科医師も、誰ひとり妥協しない。 一方で、以前の勤務先では血がにじむ印象でも「技工士が何とかするから」と言われることがあった。 その落差に触れるたび、胸の奥がざわつきました。 “本当に患者さんのためになる治療とは何か” その問いが、静かに、しかし確かに私の中で育っていきました。 型取り、洗浄、石膏流し、器具整備。地味で、厳しくて、終わりの見えない下積み。けれど、その積み重ねが今の診断力と技術力の土台になっています。 あの頃の経験があったからこそ、私は今、患者さんの痛みに寄り添い、精度に妥協せず、長く健康でいられる治療を選び続けています。 “丁寧に向き合う医療” その想いは、あの日々からずっと変わりません。
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2026年3月12日(木) |
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「休みの日だけ現れる、天丼の彼。」 |
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投稿:院長 |
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「休みの日だけ現れる“天丼の彼”」** 平日はコンビニ弁当を片手に、「今日は何味で生き延びようか…」と静かに自分を励ます日々。 そんな僕の前に、休みの日だけ現れる“特別な彼”がいる。 そう、天丼の彼だ。 今日も堂々とした姿で登場。海老天なんて、「俺が主役だ」と言わんばかりに器から身を乗り出してくる。 食べる側としては、崩れ落ちないようにそっと支えながら食べるわけだけど、その緊張感すら楽しい。 ジェンガよりスリリング。でもジェンガより美味しい。 そして何より感動したのは、ご飯の底までしっかり出汁が染みていること。 「最後まで面倒を見る男」そんな天丼の優しさを感じた。 平日はコンビニ弁当で生き延び、休日は天丼で心を満たす。 このメリハリがあるから、また一週間がんばれる。
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2026年3月11日(水) |
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「統合病院の開院と、地域医療のこれから」 |
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投稿:院長 |
新しい医療拠点ができたという安心と、患者さんのリアルな声2026年2月、瑞浪市の東濃厚生病院と土岐市総合病院が統合し、「公立東濃中部医療センター」として新たに開院しました。診療科も増え、医師も充実し、地域医療の大きな柱となる存在です。 新しい建物は広く、アクセス道路も整備され、“地域に頼れる医療拠点ができた”という安心感を持つ方も多いようです。 一方で、当院に来られる患者さんからは、こんな率直な声も耳にします。 「診察が終わってから会計まで70分かかった」「駐車場は広いけれど、建物まで3分くらい歩くね」 新しい大きな病院だからこそ、設備や体制が整うまでに時間がかかる部分もあるのだと思います。 地域の医療が強くなることは、とても心強いことです。そして同時に、“近くで気軽に相談できる医院の役割”も、これからますます大切になっていくと感じています。
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2026年3月11日(水) |
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歯がしみる原因、放置しないでください |
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投稿:院長 |
🦷 知覚過敏ってどんな症状?冷たい飲み物や風が当たっただけで「キーン」「ズキッ」としみることはありませんか? 虫歯じゃないのに歯がしみる場合、それは 知覚過敏 かもしれません。 歯の表面を守るエナメル質がすり減ったり、歯ぐきが下がって象牙質が露出すると、刺激が神経に伝わりやすくなってしまいます。(強いブラッシング・歯ぎしり・酸性飲料などが原因に ) 🔍 よくある原因
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2026年3月10日(火) |
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「背の高いコーヒーの氷が溶かす朝」 |
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投稿:院長 |
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背の高いコーヒーの氷が告げる、喫茶店の朝** 朝の喫茶店には、独特の落ち着きがある。まだ街が完全に動き出す前の、あの柔らかな空気。扉を開けると、コーヒーの香りが静かに迎えてくれて、一日の始まりにそっと寄り添ってくれる。 席に腰を下ろすと、木のテーブルの深い色が、外の慌ただしさと自分の心の間に、薄い膜のような静けさをつくってくれる。 モーニングの卵サンドが運ばれてきた。 白いパンの間に挟まれた黄色が、朝の光を受けてやわらかく輝く。添えられたコールスローのシャキッとした音が、眠っていた感覚を少しずつ目覚めさせてくれる。 そして、背の高いグラスに入ったアイスコーヒー。その中の氷が、朝の光を受けて透明に光っている。氷の角がきらりと反射し、まるで“今日の始まり”が形になって立ち上がったように見えた。 ひと口飲むと、冷たさが喉を通り抜け、頭の中のざわつきを静かに整えてくれる。氷がカランと鳴るたびに、自分の中のリズムが少しずつ整っていくのがわかる。 朝の喫茶店は、誰かと話すための場所でもあり、ひとりで整えるための場所でもある。新聞を広げる人、スマホを眺める人、ただぼんやり外を眺める人。それぞれが自分のペースで、一日のスタートラインに立っていく。 背の高いコーヒーの氷は、そんな朝の時間の中で、ゆっくりと形を変えていく。急ぐ必要も、焦る必要もない。 氷が溶ける速度に合わせて、自分の心も自然と落ち着いていく。 気づけば、グラスの中の氷は少し小さくなっていた。けれど、それでいい。 喫茶店の朝は、“整える時間”が主役なのだから。 今日もまた、この静かなモーニングから始まっていく。背の高いコーヒーの氷が、そのことを静かに教えてくれた
土岐市 街屋珈琲 |
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2026年3月10日(火) |
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『今日のセンターはこの人』 |
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投稿:院長 |
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『主役はいつも、気づけば真ん中にいる』 和室に集まった七人。気づけば、黄色いポロシャツの男がど真ん中に立っている。 誰が決めたわけでもないのに、自然とこうなるのが面白い。 周りのメンバーも、「はいはい、この人が今日の主役ね」と言わんばかりに手で示したり、笑ったり、寄り添ったり。 人って不思議で、“真ん中に座る資格のある人”には、なぜか全員が優しくなる。 年齢でも、肩書きでもなく、その人が積み重ねてきた時間と、周りに与えてきた温かさが、 自然とその場所をつくるんだろう。 今日の一枚は、そんな“人の真ん中に立つ力”を静かに、そしてちょっと面白く教えてくれた。
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2026年3月8日(日) |
